耐火物
フェロボロンは特殊鋼添加剤用途の他非晶質合金希土類磁石などの新素材の原料として使用されています。
高炭素フェボロンは低鉄損トランスなどに用いるアモルファス合金材料として、製鋼・鋳鉄への添加剤として、また 中性子吸収材料として用いられています。低炭素フェロボロンはネオジウム磁石材料として用いられています。
主な用途
- 電融シリカ質
- 高電触率により熱膨張性が非常に小さく、耐クラック性に優れた酸性耐火材料です。
- 天然シリカ質
- 主に鋳鉄溶解に使用されています。黄銅にも、価格が安いことから広く使用されています。電融シリカを50%近くブレンドした改良品も多く使用されています。築炉方法は、るつぼ型炉でドライスタンプ。
- 電融アルミナ質
- 電気炉で溶融精製され、高耐火性、化学的安定性、非収縮性、電気絶縁性に優れた中性耐火材料です。銅合金の溶解に主に使用されています。マグネシアを少しいれて、Cr鋳鉄の溶解にも使われています。築炉方法は、るつぼ型炉はドライスタンプ、溝型炉は上部:ウェットスタンプ、下部:ドライスタンプ
- 電融スピネル質
- 特に低塩基性スラグや化学薬品に対する抵抗性に優れ、熱伝導も小さい塩基耐火材料です。主に小型高周波炉に使用されています。SUS等の高温溶解専用に使用します。築炉方法は、溶かし金型を使用したドライスタンプ。
- 電融マグネシア質
- 最も耐火性に優れた代表的な塩基性耐火材料です。主にチタン等の真空溶解炉に使用されています。